救助袋の設置について

   
救助袋の設置について
 
 
避難器具の整備、工事を行えるものは、消防設備士甲種5類の有資格者のみとされています。当社では、消防設備士の資格を持ったスタッフが、お客様の図面を拝見し、適切な位置への取り付けをおこないます。

消防法では、救助袋設置位置に関して、安全な避難経路を確保するための規則を設けております。ここでは、その一部をご紹介します。
 
 
 
 
 
  
 
 

垂直降下方式救助袋の設置位置

垂直降下方式救助袋の設置位置
 
開口部の注意事項
開口部の注意事項
取り付け部の開口部の大きさは、高さ、幅がそれぞれ0.6m以上で、入口金具を容易に操作できる大きさであり、かつ、使用の際に、袋の展張状態を近くの開口部などから確認できること。
 
操作面積の注意事項
操作面積の注意事項
操作面積は救助袋の設置部分を含み、幅1.5m以上、奥行1.5m以上とすること。ただし、操作に支障のない範囲内で形状を変えることができるものとし、この場合の操作面積は、2.25m2以上とすること。
 
降下空間の注意事項
降下空間の注意事項
降下空間は、当該器具の中心から半径1m以上の円柱形の範囲とすること。ただし、救助袋と壁との間隔は0.3m(ひさしなどの突起物がある場合は、救助袋と突起物の先端との間隔は0.5m、突起物が入口金具から下方3m以内の場合は0.3m)以上とすること。
 
避難空地の注意事項
避難空地の注意事項
避難空地は、降下空間の水平投影面積以上の面積し、袋の下部出口部と降着面との間隔は0.5m以下であること。
 

斜降式救助袋の設置位置

斜降式救助袋の設置位置
 
開口部の注意事項
開口部の注意事項
取付部の開口部の大きさは、高さ、幅がそれぞれ0.6m以上で、入口金具を容易に操作できる大きさであり、かつ、使用の際、袋の展張状態を近くの開口部などから確認できること。
 
操作面積の注意事項
操作面積の注意事項
操作面積は救助袋の設置部分を含み、幅1.5m以上、奥行1.5m以上とすること。ただし、操作に支障のない範囲内で形状を変えることができるものとし、この場合の操作面積は、2.25m2以上とすること。
 
降下空間の注意事項
降下空間の注意事項
降下空間は、救助袋の下方および側面の方向に対し、上部は25度、下部は35度の範囲内であること。側面に沿って降下する場合、救助袋と壁面との間隔は、0.3m(ひさしなどの突起物のある場合は、突起物の先端から0.5m(突起物が入口金具から下方3m以内の場合は0.3m))以上とすること。
 
避難空地の注意事項
避難空地の注意事項
避難空地は、展張した袋本体の下端から前方2.5mおよび救助袋の中心線から左右それぞれ1m以上の幅とすること。また、下部支持装置を結合するための固定環が設けられていること。袋本体の下部出口部と降着面からの高さは、0.5m以下であること。
   
             ※総務省消防庁 ~避難器具の設置及び維持に関する技術上の基準の細目~ を参照
 
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