大正2年4月、初代石川惣太郎が「石川惣太郎商店」を開業。製帆業者として、綿帆布や麻帆布、その他の繊維製品、土木建築用品や船具類の加工販売、避難器具の製造販売に従事してきました。
堅実な仕事ぶりと安定した品質、もの作りに対する創意工夫により、着実に顧客を増やしていき、初代惣太郎の逝去に伴い、長男である健吉が「惣太郎」を襲名。事業を継承しました。そして、事業拡張のために株式会社に改組し「石川商工株式会社」へと改名したのが、昭和14年9月です。
戦後、産業が発展し各界の需要が増加するに伴い、工場の新設増設を重ねて、昭和27年に防衛庁帆布製品縫製工場に指定され、その後、昭和42年には建築工事用シートのJIS表示許可工場の指定を受けています。
昭和57年には、日本消防設備安全センターの避難用救助袋の認定工場となっています。